解体工事の養生方法について、

既存建物の解体工事に着手する前に、周りに仮設足場を組み、養生シートをはります。
できるだけ近隣に埃がたたないように配慮するためです。

解体工事では、多かれ少なかれ近隣には迷惑をかけることになりますが、迷惑をかける度合いを減らすためです。
最初の工事であり、近所の手前、それなりの配慮をした工事にしたいものです。
このあたりでクレームがつくと、後々やりにくくなります。

解体工事シート養生


ただし、新築工事の足場は鋼管のしっかりした足場ですが、解体工事の足場は通常は丸太足場です。
番線という針金の太いような鉄線で縛り付けます。
かなり揺れます。
これに養生シートを取り付けるわけですから、余りしっかりした感じにはなりません。
しかも養生シートは新品ではありませんから、結構汚れたシートです。
少し破れているところがあるかもしれません。

養生シートについても、何を使用するのかが問題です。
メッシュシートなのか、
雨養生のためのブルーシートなのか、
白い防炎シートなのか、
グレーの防音シートなのか、不明です。

多分に解体業者お任せ仕様となる可能性大です。
どのような養生シートを使用するのかは確認する必要があります。
そして、どの高さまで、隙間無くシート養生する予定なのかも確認する必要があります。
建物の高さから1m以上の上まで、シートをかけることが望ましいです。
当然隙間無く、紐で縛りつけなければなりません。
ダラリと垂れ下がっているのは不可です。
ダラリと垂れ下がったシートはみっともなく、気分もシャキッとしません。
安全面にも悪影響を及ぼします。


石綿(アスベスト)含有建材で、屋根材(彩色石綿板)・外壁材(サイディング材)・軒天材(軽カル板)などを含む既存建物を解体する場合は、特に気を使わなければなりません。
石綿を飛散させないために、できるだけ覆い尽くさなければなりません。
建材の中に固定された石綿は非飛散性ということで問題ありませんが、解体するときには割れます。
割れるときに若干飛散することになり、配慮が必要になります。
またマスコミで、石綿の報道が多くされますので、近所の方も神経質になります。
防じんマスクに長袖の作業衣、夏場の石綿解体作業は、想像しただけで、熱中症になりそうです。
さらに、解体中に、できるだけ多く散水して、埃をたてないような配慮も必要です。
もっとも、余り散水し過ぎますと、屋根材・足場などが滑り易くなり、危険が増すという労働安全衛生の問題もあります。


いずれにしろ、解体工事はきれいな仕事ではありません。
特に夏場の解体工事は、職人さんが汗まみれになり、埃まみれ泥んこ状態で作業します。
大変な作業です。

最初の仕事であり、ここを乗り越えないと前へ進みませんので、頑張ります。
最初が肝心です。