現場で行なわれる検査について、

住宅会社により、若干の差はありますが、標準的に行なわれる検査には、下記のものがあります。

これ以外に適宜、現場巡回時に指摘事項、打ち合わせなどがあります。
給排水工事など、役所の検査が必要な職種もあります。
基本的には、建築主立会い竣工検査以外は、専門的な内容になり、社内検査になります。


①基礎配筋検査
コンクリート打設前に、鉄筋の配筋検査が行なわれます。
後からは見えなくなる部分ですから、鉄筋のピッチ、径、定着・継ぎ手長さ、補強筋位置、被り厚、スリーブ管位置、アンカーボルトなどを確認します。
配筋検査合格後、あくる日にコンクリート打設となります。
状況写真を撮っておきます。

②上棟(構造)検査
構造体の金物補強、ボルトナットの締まり具合、釘・ビスの種類とピッチ、木材の補強、筋交い・火打ちなど斜め材の状況、防蟻薬剤、防火区画、合板施工の釘ピッチ、防振材の状況、
この時期に安全関係、現場環境の検査も同時に行ないます。
足場状況、養生メッシュシートの状況、仮設のトイレ、電柱、水道、仮囲い、鍵、ゴミ置場、脚立・ハシゴ、保護帽・安全帯、工事看板設置状況など多岐にわたります。

③造作完了検査
造作完了とは、大工工事が終了したときです。
建物の精度に大きく影響を及ぼす、大工仕事の完了検査ということになります。
枠、額縁などの木部の状況、石膏ボードの張り具合・ビスピッチ、建具、和室造作状況など、合格後、クロスなどの仕上げ工事に着手します。

④竣工自主検査
竣工検査の1つですが、まず施工店・業者だけで、自分たちの仕事について、独自に自主検査を行い、手直しを完了させます。

⑤社内竣工検査
施工店の竣工自主検査手直し完了後、住宅会社の社内で、竣工検査を行ないます。
検査する人は、専門の検査官や、工事責任者、工事担当者が主として行ないます。
最近では、設計・メンテンナス・女性の立場での検査ということで、住宅会社の事務員にも検査させる会社もあります。
それぞれの立場で、それぞれの視点で検査します。
かなり厳しい検査になっています。
そして、手直しを完了させます。

⑥建築主立会い竣工検査
ここにきてやっと、建築主と立会いします。
大きな指摘事項はないはずです。
事前に手直し完了済みです。
恥をかきたくありませんから。
住宅会社のメンツです。
ただ、工程を急ぐ場合などには、若干の手直しが残る場合もあります。
そして、引渡しまでの間に、手直しや、24時間換気をかけっ放しにして、VOC対策です。
工期遅延になってくると、このへんが疎かになりがちですから、充分な工程を確保したいところです。