和室の内障子のデザインについて、

和室のサッシに、内障子を付ける場合と、付けない場合があります。

マンションでは和室でも畳だけが和風で、その他の天井や壁はクロス仕上げで、柄を別にすれば洋風とかわりなく、窓にはカーテンを付けることになります。
内障子なしで施工した後で、内障子付きに変更することはできません。
木枠が異なりますから、最初から計画することです。
当然、内障子付きの方が、コストがかかるわけですが、後からのカーテン代を考えると、和室は内障子付きで計画する方をお薦めします。


内障子の材質ですが、通常は木になります。
赤杉・スプルースなどが使用されますが、木には特有の欠点がある場合があります。
節・脂・あて・反り・ねじれなどです。
和室の造作材ですから、厳選した乾燥材料が必要ですが、ときにはコストとの関係で、多少の難のある材料が入る場合もあります。
最近ではこれらの欠点対策として、木目の付いたアルミ製品の内障子も使用されます。
工場製品ですから、欠点はまずありませんが、味という点では、建築主の納得が必要です。
ただ、見た目には気付かない人が大半です。


内障子の枠は木製ですが、集成材に単板を化粧として張った材料が使用されることが多くなりました。
この単板も木から、木目の印刷された樹脂フィルムに移行する場合もあります。
塩ビフィルムは、将来の焼却時にダイオキシン発生の可能性という点で、環境上好ましくないとされ、塩ビ以外でないと承知されません。
オレフィン系樹脂などが使用されます。
無垢材では、コスト面だけではなく、木材の欠点もあるからです。


日本の建築主の目は世界一厳しいとよく言われます。
過去の様々なクレームに対処していくと、つまり、やり直しになりますが、結果的に、工場制品を使用することになっていきます。
木という農林産物で完璧を求めると非常にコスト高になります。

次に内障子のデザインですが、通常はヨコサンとアラマスがあります。

アラマス障子


選択は単なる好みで問題ありませんが、開口部のサイズから割付をしますから、ピッチつまり、桟と桟の細かさと、桟の大きさは問題になる場合があります。
住宅会社の場合には、一般に標準のサイズが設定されていますから、変更することは非常に割高になります。
選択の余地がないことになります。


住宅の場合には、標準設定品を変更することは、必ず、割高になります。
特別のこだわりがなければ、標準品を使用する方が無難です。