足場先行工法についてです。

足場先行工法


新築工事現場で、労災事故の無いように万全の配慮をします。
労災事故がおこった家には、入居者として住みたくない気持ちが残ります。


現在では、住宅メーカーの大半は、建物を建てる前に足場を先行して架設します。
安全確保の意味で画期的な工法ですから、またたくまに普及しました。
昔は上棟後に軒天作業のために足場を掛けていたようなもので、材料も丸太足場、施工する人も決まっておらず、大工・基礎手伝い・施工店の番頭などが適宜、番線でくくって架設していました。
上にのると揺れて怖かったものです。
肝心の上棟する最も危険なときには足場がありませんでした。

職人も危険を危険と認識して、緊張して仕事をしていましたから、それなりに墜転落災害は少なかったのです。
しかし、労災事故は当然ですが、もっと減らさなければなりません。
最終目標は災害ゼロを目指すことになります。

もっと安全性を追求すると、足場先行工法になります。
足場架設計画図なるものがあって、計画通りに施工します。
昔のような、そのときの気分で決めるようなところはありません。
この工法が普及して、労災事故は大幅に減少しました。
現場では、災害ゼロにはなっていませんが、安全第一に作業する必要があります。

現在は鋼管足場などリース形式で、足場専門業者が組み立てます。
他の職人が片手間に組み立てることはありません。
足場先行工法でないと、今は危険を認識して、職人が上棟してくれません。

足場を施工する際は、足場作業主任者の資格が必要です。
足場を解体・盛替え・手摺をはずすなど、少しでも変更する場合は足場作業主任者の資格が必要です。

この工法を実施するには排水設備も先行工法で、地面を平滑に整地した上に足場を施工することになります。
足場先行工法で上棟するときは、高所であっても、足場があるという安心感で気が楽です。

もっとも気楽を通り越して、気の緩みで、災害を起こすのは論外です。