断熱材の各個所の材質・厚みについてです。

部位毎に断熱材の種類と厚みを確認しましょう。

①屋根面
最上階の天井面に断熱材をいれるために、屋根面には、断熱材ははいりません。
小屋裏物入れがあれば、その斜め天井面には入ります。
その場合はロックウールかグラスウールで、厚みは150㎜~200㎜が通常です。

②外気に面する天井面(最上階天井)
ロックウールかグラスウールで、厚みは200㎜が通常です。
最低でも150㎜以上にしたいものです。
昔は50~100㎜でしたが、最近は断熱レベルが上ってきています。
特に寒冷地では、厚み300㎜のブローイングで施工し、隙間なく、断熱施工します。

③直下階天井(1階の天井)
 外気に面しないところですから、断熱材はいれません。
50㎜位のロックウールを入れることもありますが、それは、断熱よりも吸音のためです。

④外気に面する壁
 外壁には壁の厚みの範囲内でできるだけ厚く断熱材をいれます。
その場合はロックウールかグラスウールで、厚みは75㎜~100㎜が通常です。

外壁ロックウール



⑤室内間仕切り壁
外気に面しないところですから、断熱材はいれません。
50㎜位のロックウールを入れることもありますが、それは、断熱よりも吸音のためです。
トイレ・寝室との取合いなどにいれる場合があります。

⑥最下階の床面
 床下空間との取合いで、外気よりは良い条件ですが、断熱材はいれます。
床下からの湿気を考慮する必要があります。
最近はベタ基礎などの土間がコンクリートになっている場合も多いのですが、湿気対策として、吸湿性のない、垂れ下がりのない独立発泡体の断熱材、つまりフォームポリスチレン・ウレタンなどの材料を使用します。
厚みは75~100㎜です。

⑦2階の床面
外気に面しないところですから、断熱材はいれません。


要するに外気に面するところは全部断熱材でくるむことになります。

ここでいうロックウールやグラスウールは水分を吸います。
したがって保管中・施工中に雨にあたると、毛細管現象で吸湿し、断熱性能は著しく低下しますので、注意が必要です。

また、寒冷地区になれば、当然さらなる厚みが必要です。
なお、天井の断熱材を部分的に入れ忘れた例がありますが、とんでもないことです。

点検口周りや、何かの取合い部分で隙間が生じることもありますが、できるだけ隙間無く施工して欲しいのです。