ガラスの種類(トーメイ・型板)について。

立地条件や道路の位置、敷地・建物の大きさのバランスなどにより、決めることですが、お隣さんと近接するところでは、向かうところの窓は、多少斜めのところも含めて、基本的に不透明の型板ガラスを使用した方が双方ともストレスが減ると思います。

サッシガラス



南面などの距離のあるところはトーメイガラスの方が良いでしょう。
北面の水周りの洗面・トイレ・フロ・キッチンなどは窓も小さく、型板ガラスが通常です。
また、隣地が空き地の場合でも、将来の建築が想定されますので、距離が短いときは最初から、型板ガラスにしておく方がマナーだと思います。

日本の低層独立住宅は延べ面積で平均約130数㎡つまり40坪前後です。
都市部に建築する場合の敷地も決して広くはありません。
したがって、南面など最も距離のとれるところ以外の3面は型板ガラスに設定しておく方が、入居してからも神経を使わなくてもよいのです。
入居後はカーテン・ブラインドを閉じっ放しという住まい方も多いのです。

これらも、図面段階で想定しておかなくてはなりません。
サッシを取り付けてから、やっぱり変更ではコストもかかります。
このコストはだれも負担したくないコストです。
ときどき、工事中に隣家から住宅会社にクレームがつき、サッシのトーメイガラスを不透明に替えろという要求がきます。
隣家も建築主に対しては、今後のことを考えて直接言いにくいために、住宅会社に対して、設計ミスだという要求をします。住宅会社としては契約の済んだ内容ですから、勝手に変更することは許されませんので、建築主の承諾が必要です。
変更に要するコストは誰が負担するのかも理解しなければなりません。
建築主なのか、隣家なのか、住宅会社なのかです。
通常、隣家は負担する意思はありません。
建築主も負担したくありません。

結局、住宅会社の設計ミスということで、工事を進行することもあります。
一度動き出した工事を、このまま工事ストップというわけにはいかないのです。
余程大きな問題なら別ですが、最後に変更しますということで、進めることが多いです。

変更に要するコスト処理は、工事担当者にとっておもしろくないことの1つです。
隣家からの要求ですからと説明して、受け入れるにしても、断るにしても、建築主は気分を害します。
変更を断って、その後工事中、様々な嫌がらせを隣家から受けたこともあります。
こうなると建築主はせっかくの新居で楽しく暮らす夢がダウンしてしまいます。
近所付き合いもうっとうしくなります。

現場が着工すれば、基本的に変更はしないというのが原則です。
図面段階で配慮しておくべき内容です。