2×4材料・針葉樹合板のブルーステインについて、

輸入材にブルーステインと呼ばれる現象が生じています。

松系統の針葉樹に発生するもので、青変菌が原因です。
マウンテンパインビートルと呼ばれる虫がついて繁殖した結果、青変菌が付着します。
製材された2×4材や、針葉樹合板に発生しています。

日本でいうところの、松食い虫のようなものです。
森林をみると、森全体が真っ茶色に枯れています。
紅葉ではありません。

なぜ、この虫が異常繁殖したのか、環境汚染・地球温暖化が原因かもしれませんが、不明です。
過去にも発生した経緯はありますが、自然界の法則に従い、放置しておけば、自然に収まりました。
今回はどうも違うようです。
2003年前後から問題になっています。
アメリカ・カナダの北米全体に生じている現象で、政策的に優先的に、マウンテンパインビートルが繁殖している樹の伐採時期を早めて、建築材料にしています。


このブルーステイン材を使用せざるを得ない状況です。
見栄えはあまりよくないのですが、2×4材や合板に製材された時点で、マウンテンパインビートルは死滅しており、ブルーステインの現象が進行することはありません。
また腐朽菌やカビではないので、強度もかわることなく、見栄えだけの問題という解釈です。
日本では、見栄えが重要視されますので、現場でクレームになりやすい点です。
予め建築主に対し、説明が必要でしょう。
ただし、拒否したところで、受け入れざるを得ない状況でもあります。

合板の青変について、原木が伐採されてから輸送、貯木の過程において、青変菌が付着し、繁殖したために発生し、材中に侵入した菌の種類によって、内部深くまで青色~黒色に変色します。
この変色は主に辺材部に起こります。
青変菌の繁殖は気温・湿度により変化し、木材の細胞壁(セルロース)は分解せず、低分子の炭水化物を栄養源として材中に繁殖し、材を変色させる菌で、カビではありません。

ブルーステイン


これらの青変菌は外観を損ねていますが、人体に無害とされており、材の物理的性質(強度)を低下させる事もありません。
したがって、変色材の化学組成は正常材と変わらないことから、JAS規格では構造用合板に必要な強度性能に及ぼさない変色等は、板面の品質基準項のその他の欠点として取り扱っており、利用上支障のない程度の、変色は認められています。
美観を損ねていますが、これを原因とする新たなカビの発生や、強度の低下はありません。