基礎コンクリート湿潤養生期間について、

コンクリートの圧縮強度発現には、湿潤養生が重要となります。
寒中のシート養生、暑中の散水・シート養生を5日間以上行い、湿潤状態を確保します。
夏場は型枠除去後も散水養生が必要であり、例えば、湿潤養生をするのとしないのでは、材令7日で30%以上も強度が違います。

コンクリートはプールの水の中に、基礎全体を沈める水中養生をすれば最もよい条件になります。
水中養生の場合には、1年以上に渡って、徐々に強度増進が見込めます。
湿潤養生を中止して乾燥すれば、一気に強度が増進しますが、その後の強度増進はなく、横這いとなります。
基礎の水中養生は現実的に不可能ですから、散水・シート養生などの湿潤養生を行なうことになります。
わずか数ヶ月の建設工期と、将来に渡る永い居住期間を比較すると、この期間は1日でも永く湿潤養生期間をとりたいものです。

コンクリートを大事に育てる、つまり湿潤養生期間を永くすれば、それだけ良いコンクリートになります。
将来に渡って、強度・クラックが入りにくいといった点で、恩返しをしてくれます。
湿潤養生をしなかった場合でも、必ずクラックが発生するわけではありませんが、クラック発生の可能性は上ります。
強度面では多分、基準の圧縮強度をクリアーすると思います。
住宅会社としても、万一に備えて安全率をみますから、それだけ強度のあるコンクリートを発注するからです。
湿潤養生をすれば、更に強度アップするという意味です。

コンクリート湿潤養生


ベースコンクリート打設後の表面歩行禁止1日間という基準があります。
コンクリート打設後1日間という意味は24時間が原則ですが、夏場では、コンリートを午後に打設した、あくる日の朝から、職人の都合で、墨出しや立ち上がり型枠を組むという工程に進む場合があります。
打設したコンクリートが固まって、仕事ができる状態になりますから、なかなか守りにくい点です。

寒冷期には打設後少なくとも5日間以上はコンクリート温度を2℃以上に保つことも定められています。
シート養生です。
コンクリートは一度凍りますと、2度と強度発現しません。ぼろぼろのコンクリートになります。
はつりとばして、やり直す以外に方法はありません。

いずれにしても、コンクリートは養生でもって、大切に育てるという意識が必要です。