タイルの凍害です。

タイル仕上げの場合には、タイル材料の吸水率が問題となります。
冬場の寒冷地における凍結が問題となります。
タイル内に吸水した水分が凍結すると、体積は9%膨張します。
タイル内部で膨張すると、やがてタイルを破壊します。
これを凍害といいます。
なるべく吸水率の低い材料が好ましいことになります。


タイルにはⅠ類(磁器質)、Ⅱ類(せっ器質)、Ⅲ類(陶器質)とあり、吸水率(焼成温度)がそれぞれ、3%以下(1300℃)、10%以下(1100℃)、50%以下(1000℃)と基準があります。
Ⅲ類は外部には使用しません。
この他に土器質と呼ばれる800℃前後で焼成されるタイルもありますが、温暖地の室内のみに使用します。
質感が良く、条件が合えば、なかなかのものです。
耐凍害性はありません。


タイルは高い焼成温度ほど、吸水率は少なく、耐凍害性能が良いことになります。
特に寒冷地域に建設する場合には、必ず確認しておきたいところです。
寒冷地域では、コストは割高ですが、磁器タイルの使用が条件になります。
室内で外壁に接しない個所に張るタイルでは問題ありません。
例えば、外壁に面する浴室に張るタイルで、浴室内の湯気が結露してタイル面についていますが、タイルに吸水されます。
このような場合にも凍害がおこる可能性があります。
浴室内の湿気は、浴室使用後に速やかに外部へ排出するのが良いのです。


色決めする際に、単なる色・柄・デザインだけでなく、このような性能面に対する配慮も必要です。


タイル