分電盤の位置・回路数・専用回路について。

分電盤には、漏電ブレーカー・配線用遮断器が取り付けてあります。


分電盤


家の中の配線や、電気器具が万一漏電したときに、その異常を素早く察知して自動的に電気を切るのが、漏電ブレーカー(漏電遮断器)です。
もし漏電がおこっても火災や感電事故を防ぎます。
電気は分電盤からいくつかの回路にわかれて各部屋にいきます。
この回路を分岐回路といい、安全を守るのが配線用遮断器で、1回路に1個ずつついています。

1つの回路に流すことのできる電気の量は住宅では20アンペアが目安です。
つまり、100ボルトですから、計算上は2000ワットまで可能です。
誤差がありますが、2000ワット前後で、配線遮断器のスイッチが切れます。
部屋毎に、あるいは配線とコンセントのように分けておくと、異常があっても影響が少なくなります。
昔と違い、家庭で使用する家電製品が増えています。
専用回路を必要とする電気消費量の大きな家電製品もあります。

住宅分電盤の多回路化が必要となっています。
例えば、4人家族で延床面積が40坪の住宅(日本の新築低層独立住宅では平均延床面積40坪)では20回路が必要とされています。
50坪の家では25回路です。

単独で回路を設定しなければならないものには、エアコン・電子レンジ・食器乾燥機・洗濯乾燥機・電磁調理器などがあります。
キッチンには余裕を持たせておく必要があります。
また、増設する予備回路も設定しておくべきです。
コンセントを多く付けすぎたという建築主は1人もありません。
もっと増やしておけばよかったという建築主は多数おられます。
住まい方も変りますので、余裕をみておきましょう。

分電盤の設置位置は一般に洗面所に設けることが多いのですが、この現場では冷蔵庫の後方上部に設けました。
分電盤の蓋を開けることが出来ずにクレームになり、移設しました。

分電盤の設置位置は、確認しておくべきものです。
後から変更することは極めてコストがかかりませ。