インテリアコーディネーターによる色決めについて

住まいを創るときに、色決めと呼ばれる、建物内外の各種仕様の色を決める作業があります。

外部:屋根・外壁・基礎の仕上げ・サッシ・シャッター・玄関勝手口の建具・樋など
内部:各部屋の天井クロス・壁クロス・床フロアー材の色など
設備:便器・洗面・手洗い・流し台・ユニットバスなど

一般に下記は追加工事になりますが、事前に想定しておかないと、電気配線の位置など後から変更できずに後悔することになります。
照明器具:スイッチ・電気配線の位置にも影響しますので、よく確認します。
後からの変更希望が最も多いのが電気関係です。
ダウンライトと直付け照明器具では、電気配線の仕事が少し違います。
ダウンライトの位置によっては構造体にも影響します。
家具:配置によっては、電気関係図面が変りますので、確認します。
カーテン類:カーテンレールがエアコン室内機にあたらないように確認します。
これらの色を建築主と相談しながら決めていきます。


担当するのはインテリアコーディネーターです。
大体は無難な色合いを提案します。
事前にプレゼンボードを作成しておいて、建築主の好みをいれながら修正していきます。

ここではインテリアコーディネーターの人の問題があります。つまり、建築との関連がうまく対応できるかどうかです。
たとえば、構造の梁がくるところにダウンライトを設定する。どうしても必然性があるのなら、建築の設計担当者と打ち合わせをして、対応する必要があります。
事前に判っておれば、対応可能です。
インテリアの部分だけしか見えない・気付かない人では問題です。
建築と関連付けて見ることができないと困ります。
人の問題は必ずバラツキが生じます。
人により、そのときの仕事量・忙しさにより、そのときの気分によることになります。
天井・壁のクロスの色決めで、非常に薄い材料を選択する場合があります。
一般的にはコストが安く、住宅会社によって標準設定されている場合が多いのですが、張り上がりが問題となります。
照明器具により、照明の光が天井・壁面を走る(横から光があたる)ような場合は、仕事のアラが目立ちます。
同じ照明でも、光が直接天井・壁面に当たらない場合には気付くことはありません。
同じレベルの仕事なのですが、照明器具の選定によっては、問題となります。
このあたりはインテリアコーディネーターも経験によってうまく対応してくれる場合もありますし、逆に「建築の仕事が悪いんでしょ」といって、好みを押し付ける方もあります。
なお、完全にフラットな面はありません。
何らかの誤差があり、それを目立たないように、通常気が付かないようにパテ処理などにより、現場で納めます。

ところが、横から光をあてるような照明器具がくると、せっかくの努力も水の泡、アラが目立ってきます。
照明を消した昼間に同じ部位を、一生懸命見ても気付くことはありません。
通常は問題にならないレベルです。
外壁・内壁・天井についても同様です。

インテリアコーディネーターとの相性とともに、ある程度の経験でもって、建築の仕事に対して、配慮できる方かどうかがポイントです。