和室は真壁か大壁か、化粧柱・長押について、

和室には2種類の仕様があります。
真壁仕様と大壁仕様です。

真壁仕様は、柱が見えるものですが、その柱が構造柱の場合と、構造ではなく単なる見せるだけの化粧柱の場合があります。

大壁仕様は、柱が見えません。
構造的な柱はあるのですが、壁の中に隠して見えなくするものです。
柱が見えないために、サッシや開口部には枠・額縁・ケーシングなどと呼ばれる、木製の化粧材が見えます。

下の写真でイメージをつかみ、希望と予算を調整する必要があります。
真壁仕様の方が大壁仕様よりも割高になります。

ケーシング真壁


和室大壁


一方、構造的には、大壁仕様の方が、筋違などの補強を入れやすく、安定していると考えられます。
したがって、構造的には、大壁仕様で行い、真壁仕様に見せるために、別に化粧柱を取り付ける納め方が優れています。
付け鴨居に長押(なげし)が取り付くと、落ち着いた雰囲気になります。
ただし、化粧材などが室内側に寄って来る分だけ、部屋のスペースは小さくなります。

また化粧柱も2種類あります。集成材と無垢材です。
集成材は表面に非常にきれいな化粧単板を貼ってあり、乾燥状態がよく、反り・ねじれなどの狂いが比較的少ないものです。普通に見ただけでは、集成材とはわかりません。
無垢材は正味の木そのものですから、味わいはありますが、反り・ねじれ・干割れは出やすいものです。


木材は農林産物です。
いろいろな欠点があります。
脂坪(やにつぼ)・節・あて・入皮(いりかわ)などです。
さらに、反り・ねじれ・干割れなどもおこる可能性があります。
これらは味のあるものですが、程度問題ですが、建築主によっては、許容しません。
その場合には集成材、つまり工場生産品に、より近いものが無難です。
無垢材の場合には、これらの欠点が無いものは非常に高価となります。
また建築中は問題なくとも、入居後に反りなどのように、欠点が出現する場合もあります。
そのあたりを納得した上で選択して下さい。
人に薦める場合には工場製品、つまり集成材になります。