外壁通気構法

外壁通気構法とは、外壁サイディング工事、または左官工事でも可能で、外壁材と建物本体の構造体の間に通気層を設けることをいいます。
その通気層の上下を外気に解放します。
通気層に万一浸入した雨水や結露水を排出します、
空気を通すことにより、湿気の排出など耐久性を大幅にアップします。

空気の通り道である通気層の厚みは10~20㎜位が一般的です。
室内側には生活する上で、様々な水蒸気が発生します。
水蒸気のうち幾分かは排気されずに、室内側のクロス⇒石膏ボード⇒防湿層(断熱材の表カバー)⇒断熱材へ浸入します。
室内側には防湿層を設け、屋外側には水蒸気の通る材料(穴の開いた断熱材裏カバー)を設けて外気側に抜けやすくします。
さらに⇒透湿防水紙⇒通気層と排出します。 

雨水の浸入はサイディング本体とシーリング材で1次防水です。
透湿防水紙が2次防水という2本立ての防水機能で考えます。
この1次防水+2次防水という考え方は重要です。
1次防水だけでは完全な処理は難しいのです。風圧・施工精度などの条件により、一時的に若干の雨水が浸入します。
従って、2次防水である、防水紙の施工は慎重にしましょう。

通気工法は建物の耐久性向上に大きく貢献します。
コストダウンを目的に、通気層をケチってはいけません。
それはコストダウンよりも、仕様ダウンとなっていることに気付いて下さい。
建物を永く使うことが、環境に優しいということと同じです。