写真は、バルコニー笠木のジョイント部分の排水処理が悪く雨漏りがしました。

雨水を建物に影響を及ぼすことなく、流して排出しなければなりません。

笠木ジョイント部分から浸入した雨水がその下部にある捨て水切りの返し加工(排水のための加工)が悪かったため、防水紙に入っていったのです。
そのアスファルトフェルトの隙間から構造体に水が回り腐っていました。

その腐った木部を観察しますとシロアリが繁殖していました。
雨漏れからシロアリ繁殖の最悪のパターンとなっていました。
この物件はバブルのころに高級建売住宅として計画され、竣工しました。
建設費用だけで1億円を超える豪邸でした。
そしてバブル崩壊による値下がりに対応できずに放置され、結局売れ残り物件となりました。
この箇所だけでなく、いろいろな箇所からの雨漏れもあり、適切な管理もされずに、結論としては、新築後10年間、誰も住むことなく、空家のまま、そして解体撤去されました。
リフォームできる状態を超えて痛んでおりました。

竣工⇒雨漏れ⇒シロアリの繁殖⇒解体撤去という悲しい現実でありました。




現場で学ぶ住まいの雨仕舞い

学芸出版社

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