ドクター雨仕舞い
■ ドクター雨仕舞い 住宅の雨漏り事例 CSガード②

施工の順番は大切です。
水の流れる方向です。
CSガードとアスファルトフェルトのどちらを上にするかを考えながら施工する必要はあります。
逆に施工しますと、せっかく遮断した水がアスファルトフェルトの中へ侵入することになります。
かえって水を呼び込む結果になってしまいます。
適正に施工してはじめて効果が期待できます。
CSガードを上下左右に組み合わせると、入隅・出隅など、かなりの部位に対応できます。
雨漏れの可能性の高いコーナー部などにはCSガードのような役物がないと、きっちりとした防水ができません。
CSガードを施工するようになってからは、この部位からの雨漏れは大幅に減少しています。
CSガードはなかなかの優れものですから、ご紹介します。
活用いただけたなら、この部位の雨漏れは確実に減少させることができます。
ただし、アスファルトフェルトとの施工の順番(上下)を考えて適切な使用が必要です。
この順番が逆になりますと水を呼び込みますから注意して下さい。
バルコニー手摺壁に風通し穴を開ける場合もあります。
それも1つのバルコニーに、小さな風通し穴を多数あける場合もあります。
その風通し穴の開口部のコーナー下部は要注意です。
バルコニー手摺壁に切り込みスリットを入れる場合も同様です。
開口部の下部は非常に雨水の浸入し易いところです。
意味無くバルコニーに、コーナー部分(入隅)をつくるのは、雨漏り対策上、非常に危険ということになります。

現場で学ぶ住まいの雨仕舞い
学芸出版社
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