トップライト(天窓ともいいます)からもよく雨が漏れるところです。

屋根に穴を開けて、そこから明るさを採ろうとするのですから、当然雨漏りの可能性は高い部位といえます。

建築基準法施行令によりますと、住宅の居室には、採光に必要な開口部をその居室の床面積の1/7以上確保する必要があります。
ところが街の中では、隣地からの距離や軒の出などにより、有効な開口部として認められない場合があります。

そこに天窓を取り付けますと3倍の有効な開口部面積として認められます。

それだけ明るさを求める場合には有効な手段です。

天窓の面積の3倍として扱ってくれるのですから。

2階の階段室など外部に面するところが少ないプランですと尚更です。

また、なんとなく、トップライトのもつ格好良さ・魅力的なものを感じる方も多く、よく採用されます。

その反面、屋根に穴を開けるということは雨漏りの観点からいうと暴挙でもあり、雨漏り対策を特別に行う必要があります。

トップライトは各サッシメーカーがだしている商品化されたものがありますから、それを使えば、現場で造作するものよりははるかに安全性は高いのですが、それでも雨漏りを考慮した取付けをしないと危険性は高いのです。

トップライトのガラス面の位置は、屋根面よりもできるだけ立ち上がり寸法が大きい方が雨漏りに対しては有効です。

そしてその立ち上がり部分を、しっかりと防水施工を行えば漏れないことになります。

そのときの施工はかなりの注意が必要です。

トップライト周りと屋根の野地板面の取合いは、狭い範囲に出隅・入隅が多く、水の流れを考慮して、屋根防水下地のアスファルトルーフィングさらにCSガード・立ち上がり部分の増し張り防水シートなどを組み合わせていきます。

ここの施工部分を工事監理者が立ち会いながら施工すれば大丈夫です。

現場で学ぶ住まいの雨仕舞い

学芸出版社

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