庇の確認事項の続きを記載します。

②庇部材の入隅コーナー部分の加工が適切にできているのか?

通常の庇部材では単に入隅部の鉄板を折り曲げただけの部材が多いのです。
入隅コーナー部はカットされたままです。
これではいざというときに雨水を呼び込みます。
一度雨水を呼び込みますと、そこが水の通り道になり、継続的に雨漏りします。
コーナー部分は一体に加工される必要があります。
要は水が滞留しても、漏れない性能が必要です。
雨水が庇の板金の隙間からこぼれてはいけません。
意匠上、庇を薄くして目立たないデザインが好まれます。
庇の板金立上げ部分は外壁仕上げ材により隠れるわけですから、強度上・雨漏り対策上しっかりとしたものが必要です。


③庇部材端部は折り返しがあるか?

入隅ではない通常の壁面に、庇を取り付ける場合でも、庇部材の奥側端部を検証します。
この折り返しにより、水を外部(手前)へ排出します。
折り返しがない場合は、ここから雨水が排出されにくく、場合によってはアスファルトフェルト内部に水がまわる可能性があります。


④取り付け方は防水テープをはっているか?

庇の立上げ部分に両面防水テープを張ってから、アスファルトフェルトを上からかぶせます。
庇立上げ部分とアスファルトフェルトが一体になり、毛細管現象で水がまわらないようにします。



現場で学ぶ住まいの雨仕舞い

学芸出版社

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