ドクター雨仕舞い
■ ドクター雨仕舞い 雨漏りの可能性 ハーフティンバー形式
ハーフティンバー形式と呼ばれる意匠です。
柱・梁・胴差等を化粧として、外部に露出する納めです。
木部を外部に露出するということは、雨・紫外線による劣化を考慮しなければなりません。
メンテナンスが必要です。
数年に1回、塗装工事が必要です。
安全に作業を行なうには、足場が必要です。
部分的なら、ローリングタワーのような、簡易な足場でもかまいませんが、コストがかかります。
雨仕舞いとしては、外壁と化粧木部の取合いから、雨水が浸入しやくなります。
水平材の化粧胴差の上端は、水を受けることになり、本来は水切りが必要です。
写真では、水切りがはいっていません。
垂直材の化粧柱は、水を受けませんが、外壁と柱の取合いには、シーリング施工が必要です。
材料が異なると、収縮率が違いますので、隙間が生じてきます。
シーリングは適正に施工しなければなりません。
幅20㎜、深さ10㎜以上が必要です。
3面接着を避け、2面接着を確保するためには、ボンドブレーカー・バックアップ材を取り付けます。
仕上がった後ではわかりません。
その上から、吹き付け仕上げを行なうと、ますますわからなくなります。
工事途中の確認が必要です。
※ただし、ご記入された情報は公開されますので、個人情報 (個人を特定できる名前やメールアドレスなど) は記載しないようにご注意下さい。