• 玉水新吾

どのような基礎補強が実施されているのか


地盤固化材を散布


スウェーデン式サウンディング調査のデーターから、適正に判断された基礎補強がおこなわれているはずです。どのような基礎補強がされた建物かを調べておきます。基礎補強は、外観からはわかりません。古い建物では、地耐力調査そのものをおこなっていませんから、標準的な布基礎なり、ベタ基礎なりにしています。




掘削長確認


原則として、地盤の支持層まで、到達している杭補強をおこなえば、不同沈下することはありません。不具合事例として、設計判断ミス・施工ミスがあります。地面の下は直接眼で見ることができないため、5ポイント全体を見て判断しますが、コンクリートガラがあると判断に迷います。標準貫入試験ほどの精度のデーターではありません。建築主の予算の都合にも多少影響することもあります。


検尺


補強の判断は、安全側に判断することになりますが、スウェーデン式サウンディングだけでは判断しにくいことも多く、必ずしも設計判断ミスともいえないと思います。ただ、後から不同沈下したという結果が出ている場合、再度地耐力調査をおこなって確認することになりますが、異なったデーターになることもあります。結果がでてから判断するわけで、スウェーデン式サウンディング調査の限界かもしれません。住宅現場では、予算的に標準貫入試験を実施しないため、このような問題も発生する可能性が残ります。

地盤調査のデーターがうまく測定できずに、ガラなどの地中障害物にあたって、貫入できずに、実際は地耐力がないにもかかわらず、地耐力があると判断されたケースもありました。結果は不同沈下となりました。

杭を施工していても、途中で地中の障害物にあたって、杭が止まってしまっていという場合、不同沈下したケースもありました。

 支持層が深すぎて、経済的に杭施工が難しい場合もあります。地盤改良や、摩擦を期待して支持層に到達せずに浮かす場合もあります。メンテナンス担当者としては、その現場で実施された基礎補強がわかれば、判断の資料になります。

住宅現場の基礎補強として、多く採用されています。地盤固化材と現地の土を混合攪拌して、支持層までの杭をつくります。固化すると、岩盤のように固くなります。障害物にあたって貫入不能となり、杭が止まって、不同沈下発生ということになりかねません。


オーガーは地中にあって、直接、技術屋が目で確認できません。見えないところのため、支持層に確実に到着しているかがポイントになります。現場では、支持層の深さを認識して、掘削長さの確認が欠かせません。固化材の量も確実に確保しなければなりません。


 支持層に到達していたら、不同沈下問題は生じません。現場では工事担当者が常駐しませんから、部分的に目視確認だけになります。現実には、報告書による確認となります。サンプル杭だけではなく、全ての杭についての記録が必要となります。トラブル発生の場合のためです。

       


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