内樋にFRP防水を施工しましたが、その不具合事例です。かなり高級な建物で、デザイン重視です。勾配の少ないフラットルーフの屋根で内樋形式になっています。その内樋の下地として12㎜合板が1重張りになっていました。しかも、合板継ぎ手部分に下地桟がありませんでした。踏むとふわふわへこみます。これではFRP防水が切れてきますから、当然に雨漏りとなります。時間の問題です。 FRP防水下地ならば12㎜合板の2重張りが原則です。また、トップコートの劣化も少し激しいような気がします。特に南面がひどいです。 1重張りの合板の反りが原因でしょう。屋根として考えると、12㎜合板を施工し、その上に不燃板を施工してからFRP防水となります。 バルコニーとして考えると、FRP防水が飛び火認定を取得していますので、12㎜合板2重張りの上にFRP防水で可能です。 いずれにしても、施工としては不具合です。
ドクター雨仕舞い その他 雨漏り原因 内樋のFRP防水
Updated: Apr 13, 2021
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