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ドクター雨仕舞い バルコニー バルコニー手摺の注意点

バルコニー手摺の取り付けの注意点です。入居12年のバルコニー手摺部分から雨漏れの事例です。

バルコニーの手摺の固定方法が問題です。現在の標準仕様ではこのような納めを行っておりませんが、笠木板金の上から脳天釘打ちでシーリング処理を行っています。 笠木の上から手摺の固定に、上部から脳天釘打ちするということは防水に穴を開けることになり、釘打ちに伴い、板金部分がバリ状に下がり、雨水を呼込むことになります。その上からシーリング施工しても、シーリングの耐久性は条件により5~10年程度といわれておりますので、定期的・継続的に点検が必要になります。しかるべきシーリングの耐久年数であり、脳天釘打ちのシーリングは数年も持たないでしょう。 また点検も通常は目視点検しかできない状態です。雨漏れの保証期間は10年といっても、現実には10年目までに雨漏れが始まっており、不具合が露呈する頃には相当の被害があり、住宅会社も応分の負担が必要になる場合があります。木構造の場合には、構造体が直接、被害を受けています。カビ・シロアリ・腐りです。コンクリート造や鉄骨造の場合には、構造体の影響が少ないので、ましな状態です。 印象も木構造よりはよいです。保証期間通りを主張し、少しでも保証期間が過ぎていると、拒否する会社もあります。


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