
雪による影響も無視できません。
建物の所在地が雪国である場合です。
問題は雪国に、このような条件があるとどういうことになるか?を考えてみます。
バルコニーの床に、雪が積もった場合には、
いつまでも雪の水分が接触していることになります。
ほんの小さな隙間でも水が浸入する条件が揃ったことになります。きっちりとした施工ができない条件のところに、雪が積もると雨漏りは必然的です。毛細管現象により、じわじわ水分が上ってきます。
小さな隙間から浸入した水は構造体の木部に悪さをします。
浸入した水は傷みの原因となります。
それほどの被害は受けていなくても、水が浸入したところの構造体は少し黒くなっていきます。
比較的早く発見されたならば、被害は少ない状態です。
程度問題ですが、構造体を取り替えるほどではありません。
しかし、建築主によっては、心証を害され、取替えに発展する可能性もあります。
いくら説明しても、雨が漏れたという事実によって、金物・釘類の錆びや木部の腐りを心配されるからです。
住宅メーカーも話がつかない場合はやりかえることが往々にあります。 早く決着して次の仕事に全力投球する方を選択した結果です。
やはり住宅施工会社としては雨の漏れない家を提供しなければなりません。 建築主にとっても、いちいち文句をつける必要の無い家がよいのです。住宅メーカーに文句をつけるのは大変なストレスです。 住宅メーカー側もストレスとコストがかかります。雨の漏れない家がよいのです。
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