ドクター雨仕舞い 外壁 雨漏り対策 左官の通気工法

Updated: Apr 13


左官の通気工法について、外壁にサイディングを使用する場合には、ほぼ通気工法を採用することになりました。昔は通気を取らない直張り工法が普通でした。外壁の下に通気層を15㎜~18㎜とりますと、建物の耐久性に大きくプラスになります。多少の結露した水、雨漏りの水などが通気により、乾燥するからです。ところが、左官仕上げの場合には、通気層を取らない、直塗り工法が多いのです。予算の関係です。竣工後の見た目には、どちらも変わりません。しかし、性能面では大きく変ります。

左官仕上げの場合には、構造体に、透湿防水シートを張り、胴縁を打ち、紙付きラスをはります。紙付きラスは左官モルタルを塗るときに、ラスの向こう側にモルタルがはみ出さないようにして、通気層を確保するものです。この「紙付きラス」がミソです。紙のない普通のラスでは、モルタルがまわり、通気層が確保できなくなります。紙付きラスの上にモルタルを下こすり、中塗りします。モルタルは湿式材料ですから、乾燥期間を必要とします。サイディングのように、張って終わりではありません。乾燥期間を2週間以上、なるべく永くとって、ひび割れをはいるだけ入れ、落ち着いてから、吹き付け仕上げを行ないます。高級な家に左官仕上げを行なう場合、通気層をとるのか、とらないのかを検討して納得して欲しいと思います。

 コストダウンと仕様ダウンを区別する必要があります。性能を落とさずに、コストを落とすか、性能を上げ、コストをそのままならOKです。

性能を下げ、コストを下げるのは、建築主の納得が必要です。

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