換気トップは、屋根の最上部から小屋裏の換気を行ないます。暖かい空気は上昇するために、小屋裏で熱せられた空気が上昇し、換気トップから自然に外気に放出されます。自然エネルギーの活用です。効率のよい換気といえます。換気が正常に行なわれると、建物の耐久性が大いに上ります。 一方、換気するということは、屋根に穴をあけることですから、雨仕舞いの点からはかなり要注意になります。換気と雨漏りは相反する要求です。換気部材メーカーも雨漏りしにくいように、過去に改善が何回も加えられました。最近の換気トップは極めて漏りにくいです。それでも、強い台風時には、漏れる可能性があります。台風時の点検は必要です。雨漏りするからといって、塞いでしまうと、換気の点で不可です。換気トップの構造をみると、かなり複雑に折れ曲げられています。 また、年代の経過した換気トップは、取り付け方法によっては金物の錆などにより、強風で飛ぶ恐れがありますので、点検が必要です。
ドクター雨仕舞い 屋根 雨漏り可能性 換気トップ①
Updated: Apr 13, 2021
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