屋根下葺き材の経年劣化

Updated: Apr 13


現場は、築35年の木造住宅、屋根はカラーベストコロニアル葺きです。 小屋裏から見て、雨漏り跡があるとのことで確認しました。築35年経過しているので、屋根葺き替えになりました。屋根カラーベスト材料自体はメンテナンスで塗り替えされており、きれいな状態です。屋根材をめくる日ということで、立ち会いました。下葺き材が35年経過して、どれくらいの劣化になっているかの確認です。

棟・隅棟部分の板金を外して、貫材をとると、かなり劣化しています。当時の仕様では、棟・隅棟部の下葺き材の増張りを行っていません。材料はアスファルトルーフィング22㎏/巻です。板金の直下では恐らく70℃前後になるのでしょうか。隅棟コーナー部では完全に切れた状態です。当初はまたがらせて施工していたはずですが、かなり劣化しています。一部野地板合板も損傷しています。カラーベストを固定する4本釘も少し雨漏りして、野地板にシミが付いていました。雨のもれていない箇所は全く問題ありません。


今回は対処も比較的適正な時期ですから、大きな損傷ではありません。雨漏りや結露といった問題は放置すると、大きな被害になります。当時は正義であっても、レベルがだんだんと上がり、現在ではかなりの仕様アップが標準仕様になっています。今回は、下葺き材として、ゴムアスルーフィングの片面粘着層付きで行います。棟・隅棟の増張りもきっちり施工します。

屋根に上がってみると、目が点になりました。屋根の雨養生が半分だけで、残りは行われていないのです。今朝私の自宅では、結構雨が降ったのですが。現場周辺は大したことはなかったらしいですが。屋根をめくるときに、雨養生することは常識です。


前回、職人が制服を着て、きっちりと私に名刺を渡して挨拶もしたので、信用していましたが、残念なことです。分かりきったことでもやはり念を押すべきです。隅棟部からの雨漏りにより、1箇所野地板が激しく傷んでいました。平部でも、カラーベストの釘穴からは雨水の浸入跡があります。わずかですが、アスファルトルーフィングの釘穴シール性が問題です。粘着性ゴムアスルーフィングなら大丈夫でしょう。棟・隅棟部の増張りも念をおしておきましょう。

ひょっとして、粘着性のゴムアスを使うなら、勝手に増張りを省略されてしまうかも。


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