床下断熱材が落下していないか


床下にもぐると、床用断熱材がぶら下がっている場合があります。点検しなかったら、気づかずにそのまま放置されるわけです。断熱材の取り付けは、基本的に寒冷地においては、丁寧に施工されますが、温暖地においては、多少手早く済まされがちになります。断熱材を取り付ける職人も、断熱材施工の重要性の認識がなく、施工手間を削減するために、経験年数の浅い人に押し付けます。特別に指導することなく、任せてしまいます。誰がやっても一緒だからといって、アルバイトを雇う感覚です。建築主としては、建物の性能に大きく影響するところであり、たまったものではありません。床下物入れなど、断熱材施工を忘れていることもあります。


床用の断熱材は、ロックウールやグラスウールのような水を吸うものは不可です。毛細管現象になりますから、湿気の高いところには使えません。フォームポリスチレンやウレタンフォームなどの水を吸わない、独立発泡の断熱材が使われます。大引・根太にかかるように施工しますが、施工中・点検時に人が進入する際、引っかかって落ちることもあります。

床下空間は、高さが十分に確保できません。実際に入るのは、点検時くらいで、めったに入ることはありませんから、辛抱して欲しいということで、十分な高さを求めません。床下に這っていくのですが、結構疲れます。メタボであれば辛いです。第一、床下点検口の蓋は600㎜角で、入ると地面にあたりますから、一苦労です。天井点検口は450㎜角ですから、もっと入りにくいですが、上部空間があるために、まだましです。

 外断熱・内断熱の議論があります。建物全体を外から覆いつくすのが外断熱です。その際に、基礎も外断熱をすれば良いのですが、基礎の外に断熱材を取り付けると、蟻道をつくり、白蟻の被害を受けやすくなります。したがって、日本では基礎のみは内断熱をすることもあります。その場合には床下断熱はありません。床下空間は室内空間の扱いとなります。室内といっても、床下の防蟻剤を室内空間にいれてはいけないので、考慮しなければなりません。内断熱は建物の構造体の中に、断熱材を入れる一般的に使われる工法です。床下断熱及び小屋裏は屋根断熱ではなく、天井断熱になります。




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