床暖房(温水・電気)の作動はよいか


床暖房は、室内の上下の温度差が少なく、頭寒足熱の状態になるということで、快適な暖房として、評価が高くなっています。床の表面温度が設定されていると安全です。ただし温度感覚が低下している人は、長時間同じ姿勢で接触していると、「低温やけど」の危険性があります。

温熱的に快適と感じるのは、暑くも寒くもない状態です。人間の肌が感じる温度の感覚を、数値で表したものを“体感温度”といいます。

温度・湿度・気流と、それ以外に、壁・床・天井面の温度が影響します。ここが重要で、“輻射熱”といいます。部屋の温度をがんばってあげても、周囲の温度が低ければ、暖かさを感じることができません。さらに、服装と運動量も加わります。これらの要素が影響しあって、体感温度を変化させます。

足元の熱の伝わり方を考慮することで、体感温度は変わり、室温を変化させることなく、温かく感じるようにすることが可能です。室内温度をそれほど上げなくても、寒さを感じません。

 床暖房は、温水式と電気式がありますが、床仕上げ材の前に施工する、“建築化”することになりますので、イニシャルコストは、比較的高くなります。メンテナンスも簡単ではありませんが、そのコストに見合うだけの値打ちがあると認識されています。

 高温とはいえませんが、床材もそれなりの温度に上昇するため、床暖房対応の床材の選択が必要です。対応していない通常の床材を張ると、確実に不具合が発生します。それでも若干の隙間や反りなどの不具合の可能性は高まります。床暖房を採用する際の説明が重要となります。多少の狂いを許容できる人でないと、問題化します。当然、配管のある部位には、釘打ちはできませんので、床鳴りに対する配慮も必要です。

暖めるのも冷やすのも、連続運転が光熱費を安くする省エネになります。オンオフの繰り返しは原則行いません。もったいないということで、配慮しても逆に高くつきます。建物の断熱性能にも大きく影響します。24時間換気も外気を直接取り入れる場合と、熱交換するシステムでは異なります。建物の性能・仕様によって、維持費は大きく影響されます。


床暖房による室温はほぼ一定になり、室温がそれほど高くなくても、寒さを感じません。上部暑くなく、下部寒くなく快適です。


写真90 床暖房専用フロアー施工中

電気配線・温水配管があるために、フロアー施工後に、釘打ちがしにくいので、床鳴り対策として、ボンドを多めに塗りながら固定していきます。


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