汚水・雑排水のインバート会所に油が溜まっていないか

汚水・雑排水の会所の底面は、モルタルや樹脂で、排水しやすいように、丸面が形成されています。これを“インバートマス”といいます。下水として臭いので、匂いがあがらないように、樹脂製のマンホール蓋が採用されています。最近では会所ではなく、掃除口として、直径が小さ目になっている場合もあります。

メンテナンス定期点検時には、原則、すべての会所の蓋をあけます。入居者は排水経路まで、点検することはありませんから、せめて、メンテナンス定期点検時には、すべての会所の蓋をあけます。中には油がこびりついている場合もあります。キッチンの流し台では、油を流さないようにすることが原則ですが、中には流す方もあります。廃油を直接流さなくても、油料理をすると、多少流れることになります。

排水設備は適正に流れを確保したいもので、排水菅が途中で詰まることは不可です。入居者の前で、簡単に掃除を行い、状況を入居者に見せておくことに意味があります。決してイヤみではありません。結構短期間で、異常状態になりますので、入居者は驚きます。人によりますが、その後はきっちりと配慮してくれる場合も多いです。長期間にわたって、入居者がきっちりと管理していくことは簡単ではありません。建物をながく使用するという目的のための手段として、メンテナンスを行います。

知らん顔の場合の方が多く、入居者によりバラツキます。中には、「しょっちゅう見に来て下さい」とリクエストされる奥様もあります。「高い買い物をしてあげたのだから、それくらいサービスするのが、当たり前でしょ」となります。

工事中に厳しくされた建築主に限って、入居後の自身の管理がいい加減という場合は多いのですが、言葉にはいえません。昔の実例ですが、新築工事中に、現場の整理整頓片付けができていないと、毎日厳しく言われた建築主がありました。工事監督・各種職人も工事中がんばりましが、「こんなきたない現場は初めて見る」とお叱りの連発でした。苦労してやっとの思いで、引渡し入居しました。入居後1ヶ月して、お伺いしたところ、荷物は片付かず、埃だらけの状態を見て、落差に驚いたことがありました。


写真77 汚水マス

汚水マスのインバート形状。点検しておかないと、流し台から流れた、脂分がこびりついて、詰まります。










図77 汚水マスと雨水マス

汚水マスはインバートマスとして、汚水・雑排水が流れやすいように、形状が滑らかに、モルタルや樹脂で加工されています。雨水マスは泥溜めがあります。


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