コンクリートの品質は信用できるか? ✕管理されていない現場
住宅現場では、JIS表示許可工場に、生コンを発注します。 それは、ゼネコンと違い、工事担当者が生コン打設に立ち会わない場合が多いからです。 大きな物件では立ち会うこともありますが、通常は、基礎施工業者に任せます。 したがって、生コンの材料に関しては、問題のないものを搬入します。 しかるべきコンクリート呼び強度を保証するものです。 「水セメント比」つまり水/セメントの重量比が、コンクリートの強度に大きく影響します。 施工性の許す範囲で、水が少ないほど、硬いほど、良質のコンクリートになります。 ひび割れなどの耐久性にも影響します。現場で勝手に水を加えると建築基準法37条違反となります。 「加水厳禁」と呼ばれ、現場の常識となっています。
ワンポイントアドバイス: 基礎コンクリートの強度と耐久性は、 生コンの納入書で管理 〇管理のゆき届いた現場
住宅の基礎は、ビル建築と比較して、柔らか目になります。 通常の住宅では、このような生コン受入検査は実施しません。 ゼネコンのビル建築では、工事担当者が常駐しますが、住宅では多数の現場を1人の工事担当者が掛け持ちしますので、仕様を決めて、お任せになるのが一般的です。 生コンの納入書で管理します。 呼び強度・スランプ・粗骨材の最大寸法・セメントの種類です。 住宅会社との信頼関係で契約をし、住宅会社が建物の保証を行ないます。 基礎のコンクリートに関して、特別のこだわりを持つならば、追加コストが必要ですが、検査を実施することは可能です。
コンクリート加水厳禁、ヨシッ!
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