サッシのガラスは結露しにくいものになっているか?
✕管理されていない現場
サッシのガラスがペアーガラスになっていたならば、写真のような凄い結露は少なくなります。
ペアーガラスにしても、結露がなくなるわけではありません。
外気の温度と、室内の温度・湿度の条件によっては結露が発生します。
ペアーガラスにすれば、結露が発生しないものだと思い込んでいる建築主もいますから、建築主に対する説明に注意します。最近は、ペアーガラスが一般です。
数年前までは単板ガラスが大半でした。
外国では昔から、ペアーガラスが使用されていました。ようやく世界水準になったという感じです。
それでもガラス以外のアルミ枠は結露します。枠にも結露発生が少なくなる工夫がされています。
結露は、温度差があれば発生する可能性があります。
〇管理のゆき届いた現場
サッシがペアーガラスになっています。 中の密閉空気層が12㎜(写真)と6㎜があります。 性能は当然12㎜の方が良いです。 冬場に結露が発生しないのは、気持ちのよいものです。 結露の水が垂れて、サッシ枠から壁体内に浸入しないため、建物の耐久性にもよい条件となります。 防音にもプラスです。 ただし、建築主の住まい方として、室内で水蒸気を多く発生させるような、開放型暖房器具の使用、多数の観葉植物や熱帯魚の飼育、洗濯物を室内で干すことなどは、好ましくありません。 適切なアドバイスも必要です。 また、24時間換気がされているならば、大きな問題はありません。 単板ガラスのところはなし、ヨシッ!
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