バルコニーサッシの防水施工は大丈夫か?
✕管理されていない現場
プランにより、サッシとサッシや手摺が干渉する場合があります。
取合いの施工が難しく、防水工事および仕上げ工事がうまくいきません。
サッシ幅を狭くして、特寸サッシに加工する方法もあります。
現場で納めていくことになりますが、現実に現場で施工する大工も悩みながら、最善をつくします。
現場で悩まなければ納まらないものは、何らかの問題点が内在しています。
将来に弱点となって露呈してくる場合も多いのです。具体的には、雨漏りの可能性です。
職人も好き好んで雨漏りする家をつくるつもりはありませんが、施工手間が大幅にかかる場合には、適当に納めてしまいがちです。
事前に図面段階で、予想して、職人と納まりを検討すると、職人も納得して、頑張って仕事をしてくれます。
〇管理のゆき届いた現場
特別に問題点のない部位については職人にお任せでかまいません。 バルコニーに掃き出しサッシがつくだけで、干渉するものがないのですから、通常の仕事をすれば、雨漏りなどの問題は発生しません。 このような無難な設計の場合、施工上の問題が起らず、工事担当者も、職人も、メンテナンスも楽です。建築主もコストがかからず、ストレスもありません。 皆が得をするわけですが、どういうわけか、変った納まりを無理に採用したがる人がいます。 無難な納まりではおもしろくないのです。 主役である建築主を差し置いて、主張して、建築主が納得してしまいます。 サッシ回りの問題点なし、ヨシッ!
Comments