バルコニー手すりの防水
✕管理されていない現場
バルコニーがあれば、雨仕舞いの点で注意すべきところが格段に増えます。
それだけ危険という認識をする必要があります。
手すり壁の笠木に段差がある場合は特に要注意です。段のついているところの防水処理がうまくいきません。「3面交点」が形成されます。1枚の防水シートでは覆うことができません。
アスファルトフェルトや透湿防水シートだけでは、うまく張れないのです。
カッターナイフで切って折り曲げることになり、ピンホールができた状態になります。
最も水を呼びやすいコーナー部分に穴があいていることになります。
シーリングを施工しても、耐久性からいっていずれは雨漏りすることになります。
入隅コーナー部分にはウェザータイト・CSガードのような、樹脂製役物が必要なのです。
〇管理のゆき届いた現場 バルコニー手すりの笠木と、本体壁の取り合いも難しいところです。3面交点です。 防水シートだけでは、うまく施工できません。 「樹脂製役物」の出番です。 樹脂製役物・伸縮性のある防水シートを施工しておけば、ここから雨漏りすることはありません。 入隅コーナー部分にはこのような穴をあけない工夫が必要です。 様々な箇所で応用可能です。現場で応用して、うまく納めたときは技術屋としての喜びです。ただし、雨漏りしないのが当たり前であり、評価されることはありません。雨漏りしたら、何を管理していたのかと、ボロカスに叱られます。 現場監督はつらい立場なのです。 手すりのCSガード施工、ヨシッ!
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