アンカーボルトの通り・出は適正か? ✕管理されていない現場
アンカーボルトは、建物の基礎と、土台を緊結する、構造上重要なボルトです。 基礎のちょうど真ん中に、アンカーボルトがきていません。型枠に随分と寄っています。 土台を設置するときに、真ん中にアンカーボルトがあれば、構造的に問題ありませんが、程度問題ですが、土台の芯から外れると問題となります。高さもまちまちです。 施工精度に問題があります。施工は職人により、バラツキが生じやすいものです。なお、アンカーボルトの設置は、コンクリート打設前に、設置用の治具金物を使用して、確実に設置します。コンクリートを打設してから、「田植え」形式で、設置してはなりません。図面通り、しかるべき位置に、適切な高さが必要です。本数不足はもっての他です。
ワンポイントアドバイス:アンカーボルトの位置・高さを確認 〇管理のゆき届いた現場
土台の墨出しをすると、基礎・土台のちょうど真ん中に、アンカーボルトのラインが揃い、出(高さ)も一定で、気持ちのよいものです。位置・本数・高さも図面どおりです。 アンカーボルトは、材料面で、「Zマーク」という表示がついたお墨付きです。 現場で施工がきっちりとなされれば、材工共に問題ないことになります。 工事初期段階の基礎は慎重にチェックします。 アンカーボルトにも、コンクリートによる、かぶり厚が必要ですが、基礎の真ん中にあれば、問題ありません。コンクリート打設~土台敷までの期間が、短いと、アンカーボルトを締め付ける際、クラックが発生する場合があります。
アンカーボルトは問題なし、ヨシッ!
Comments