現場のブロークンウィンドウズ 品質 外壁下葺き材
外壁下葺き材はきっちり施工されているか? ✕管理されていない現場

外壁の下葺き材として、アスファルトフェルト430や透湿防水シートを使用します。 雨仕舞い対策上、隙間なく施工する必要があります。 どうしても、隙間ができる箇所もあります。 入隅部分や取合い部分などです。 1枚の下葺き材だけではうまく施工できないところです。 その場合には、防水テープや下葺き材を増し貼りして、捨てシーリングを施工して、納めます。 とにかく目視して、隙間が生じているもの、つまり木部が見えているものは間違いなく雨漏りします。下葺き材を施工した時点で、散水試験を行ない、雨漏りするのは不可です。 この段階できっちりと仕事を確認しなければなりません。 あせって、次の工程に進んではいけません。

〇管理のゆき届いた現場
サッシの下部に捨てフェルトを施工している例です。 サッシを取り付ける時点で、捨てフェルトを先行施工します。 その後で、外壁下葺き材を、下から差し込むように施工します。 このように施工すれば、雨水が浸入しても、水は自然の法則に従って流れ、排出されます。雨水が速やかに排出されれば、大きな問題にはなりません。 外壁は「通気工法」が採用されており、サイディング材の内側になる通気層にも、若干の雨水や結露水は流れます。 したがって、下葺き材の施工は、雨仕舞い対策として、極めて重要です。 捨てフェルトが施工されていると、安心度が大幅にアップします。 下葺き材隙間なし、ヨシッ!