小屋裏の換気はできているか?
✕管理されていない現場
小屋裏内部の結露状況です。 原因は小屋裏の換気不足です。 水滴が垂れています。軒裏換気口もなく、棟換気がないために、屋根温度と小屋裏温度の差により、結露現象になっています。
【各種のトラブル】
石膏ボードのカビ
金物類の錆び
構造体の腐り
木材暴れのために生じる天井クラック
天井が勾配天井で、換気トップを取っていないために、小屋裏の換気が悪く、結露が生じています。
軒裏換気口もなく、棟換気がないために、屋根温度と小屋裏温度の差により、結露現象になっています。自然換気が無理な場合には、換気扇などの機械設備を配慮する必要があります。
アクティブシステムです。パッシブシステムが無理な場合には検討します。
木質系住宅で、結露は雨漏りとともに、建物の耐久性を著しく低下させます。
〇管理のゆき届いた現場
換気トップの断面写真です。 屋根の最高部に換気口を取り付けるわけですから、最も性能のよい自然換気になります。 熱せられた空気は軽く、自然のエネルギーで外部に抜けていきます。 パッシブシステムといわれます。 当然、雨漏りしないことが条件です。 したがって、雨が浸入せずに、換気するために、複雑な形状になっています。 鳥が巣をつくっても駄目です。 台風などの場合には、換気と雨漏りは、相反する要求になります。 極めて強い台風の場合には、雨漏りの点検も必要です。 幾多の改良を加えられた結果です。 小屋裏の換気と雨仕舞い、ヨシッ!
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