現場のブロークンウィンドウズ 品質 現場の構造検査
現場の構造検査は完了しているか? ✕管理されていない現場

建物全体の構造金物・釘仕舞いを完了してから、次工程に進めます。工程内検査です。 ボルトや金物、釘の数量・位置を図面と照合しながら確認します。構造検査が完了しているのか、手直し工事があるのか、次の工程に進めてもよいものかどうかがはっきりしない場合は問題です。現場では、〇✕をはっきりしなければなりません。 部分的に構造検査を行いながら、完了したところのみ造作工事を進めていくやり方は不可です。 職人によっては構造金物・釘仕舞いを完全に終わらないうちに、次の工程に進めたがります。 これでは、現場に常駐しないシステムでは管理できません。完了確認をしないうちに見えなくなっていきますから、自信をもつことができません。建築主に対して、失礼なことです。
ワンポイントアドバイス:構造検査の合格 〇管理のゆき届いた現場

現場において、構造が適正に施工され、問題のない工事ということが前提条件になります。 建築主にとっては、わかりにくいところですから、技術屋のメンツがつぶれないように、建築主の代理として、自信のもてる現場管理をしたいものです。 構造検査の内容は専門的になりますが、適正に工事管理されているかどうかは、建築主に伝わります。誰の責任で、いつ構造検査を実施し、不良箇所を指摘し、手直し完了の確認をしたかという記録が必要です。「構造検査合格証」を張り付けます。 職人も手直しすることにより、勉強になります。 次回から指摘されないように、プロの職人として注意するハズです。
構造検査は合格だ、ヨシッ!