配管周りの防水は大丈夫か?
✕管理されていない現場
外壁を貫通する電気・給排水・ガスなどの設備配管ですが、外壁に穴を開けることになります。
つまり雨漏りの可能性が高くなります。
外壁面だけでは、雨漏りはないのですが、何かを取り付けたり、穴を開けると、雨漏りの可能性が高まります。
外壁下葺き材である、透湿防水シートやアスファルトフェルトにより、外壁面は防水できますが、配管との取り合いは弱点になります。
防水シートだけでは、立体的な防水が困難ですから、雨量と風向きにより、よく雨漏りします。
シーリング材だけでは耐久性の点で不充分といえます。
アール状に丸く施工可能な防水テープが必要です。
建物の基本性能である、雨仕舞いに対して、充分な時間をかけた配慮が必要です。
〇管理のゆき届いた現場
外壁下葺き材である透湿防水紙と電気配線の取り合いです。 「ハイパーフラッシュ」と呼ばれる、アール状に丸く施工可能な防水テープで、立体的に防水しています。通称、伸び伸びテープです。 防水テープを、配管材と透湿防水シートの両方にかけて施工しています。 これにより、雨漏りの可能性が大きく低減します。 外壁サイディング取り合いはシーリング処理になりますが、現在では、ほぼ標準仕様となった外壁通気工法を採用すると、配管周りについては、ほぼ完璧な防水と考えてよいでしょう。 外壁通気工法により、万一、入った水も、通気層により速やかに排出しますから、建物にダメージを与えません。 配管周り防水テープ確認、ヨシッ!
Comments