VOC対策としての24時間換気
✕管理されていない現場
住宅の建築材料は、通常F☆☆☆☆(フォースター)と呼ばれる材料を使用します。
揮発性有機化合物(VOC)のホルムアルデヒドなどの含有量が少ない材料という意味です。
ゼロではありませんが、市販されている建築材料では最高級品となります。
断熱材・合板類・接着剤など、すべてF☆☆☆☆を使用します。
シックハウス症候群を避けるためです。
人によりますが、敏感な方では、頭痛・めまい・嘔吐などの原因となります。
したがって、建物竣工後も、引渡しまでの期間は、24時間換気を、つけっ放して、少しでもVOC対策を講じます。3週間程度放置してから引き渡します。
居室には24時間換気の取り付けが義務付けられています。
窓の開閉や隙間換気ではなく、計画換気が必要です。
〇管理のゆき届いた現場
台風時には開閉スイッチを閉にしないと雨水が浸入しますので、注意が必要です。 基準では居室全部、かなりの数量を取り付けます。 新築住宅では、すべての居室に24時間換気の設置が義務付けられています。 スイッチを切ることができるようになっている場合が多いのですが、建物引渡し時点で、建築主には、スイッチを切らないようにと説明します。居住する上での、必要な換気量を常時確保するためです。 冬場には、せっかく暖まった空気の熱量を、逃がしてもったいないという考え方があり、つい切りがちになりますので、説明が必要です。 設備は正しい使い方をしなければ、効果が期待できません。昔と比較して、基準は厳しくなっていきます。 24時間換気の作動、ヨシッ!
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