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現場のブロークンウィンドウズ 安全管理

先日、現場で、労災事故が発生しました。大工が釘打ち機で打った釘が、はねかえって目に当たりました。 失明まではいかないようですが、危ないものです。 釘打ち機を使用する際には、保護メガネを使用しなければなりませんが、つい、見にくい、面倒くさいなどの理由をつけて、保護メガネを使用しません。本来は、自分の安全のためですが、安全よりも効率優先になっています。 事故のあと、労災再発防止の勉強会を開催しました。約25名の出席でした。仕事を25人分ストップするのですから、痛手ですが、安全のために、実施します。強制的に、労災をおこした施工店の関係者を集めて、1日勉強会です。講師は1日全部、私です。 大工に聞いてみると、釘打ち機ではねかえった釘は必ず、目にはねかえるようです。目以外の体にははねかえらないそうです。 面積からいうと、当然、体全体にはねかえる確率の方が高いのですが。 マーフィーの法則かもしれません。「釘打ち機ではねかえった釘は必ず目に当たる」 原因は、職人が決められた保護メガネをしていないからです。シールド付きのヘルメットもあるのですが。 これで仕事を続けているわけで、安全の管理をしていないというシグナルを発信していることになります。 これがブロークンウィンドウズです。 職人は、他人の失敗を生かすことなく、自分で痛い体験をしないとわからない人が多いのです。 自分の安全を大切にして欲しいものです。家族・会社・同僚・建築主も心配します。



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