下屋の足場は安全か?
✕管理されていない現場
1階の屋根、つまり下屋の足場は設置時期が難しいものです。
足場を架設後、屋根材を葺いて、変更(盛り替え)する場合もあります。
1度に施工できないということは、よくチェックしてみると、何らかの問題点が見つかる場合が多いのです。
足場は組んでいるのですが、作業床がありません。
この不安全な状態で作業すると危険です。
見るからの不安定です。
幅40㎝の作業床が必要です。
現場で、足場の上を1周してみると、周れないところがあれば、何らかの問題があります。
職人が使用しにくいということで、適当に変更すると、一層危険性が増す場合もあります。
足場を変更するには、足場の組立て等作業主任者の資格が必要となります。
〇管理のゆき届いた現場
下屋の足場は、どうせ変更しなければならないからという理由で、おろそかに組み立てられる場合があります。 下屋があるだけで、安全の管理項目が増えます。 足場は、仮設工事であり、建物を安全に竣工させるための手段であって、最終的には撤去され残らないものです。 残らないものにはコストをかけたくないという気持ちも働きますが、安全確保の点で必要なものです。 工事期間中だけのリース方式で足場業者に外注することが多いのですが、現場管理のレベルを判断するとき、差がつきやすいところです。 下屋の屋根材施工完了後に、適切な足場が設置されている現場は、管理された現場といえます。 下屋の足場に問題なし、ヨシッ!
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