安全帯(要求性能墜落制止用器具)は正しく使用されているか?
✕管理されていない現場
危険な箇所で作業する際には、墜転落防止措置を講じなければなりません。
その対策の1つが安全帯(要求性能墜落制止用器具)の使用です。
安全帯(要求性能墜落制止用器具)を着用し、親綱に引っ掛けて使用すれば、墜転落災害はおこらないことになります。
死亡災害の多くは、墜転落を伴います。
墜転落災害を撲滅すれば、死亡災害の大半は防ぐことが可能です。
この現場では親綱が外されて地面に放置されています。
安全帯(要求性能墜落制止用器具)が適切に使用できない状態です。
職人は自分の安全のための設備を、用意してもらっているにもかかわらず、施工性だけのために、自ら親綱を外しました。
そして、誰も復旧していません。
このような現場では、随所に不安全状態が見受けられるはずですから、厳しく、チェックします。
〇管理のゆき届いた現場
最も高所となる屋根作業ですが、親綱が設置してあります。親綱は最後まで設置しておきます。 安全帯(要求性能墜落制止用器具)が使用できる条件ができています。 親綱が設置されていないと、屋根作業では安全帯(要求性能墜落制止用器具)も使用できません。 安全帯(要求性能墜落制止用器具)を使用せずに、墜転落災害がおこり、死亡災害となった場合には、労働基準監督署・警察署から責任の追求が厳しくされます。 労働安全衛生法により、安全の責任者は大変な目にあいます。 職人が災害に巻き込まれると、本人とその家族はもとより、施工店・元請会社から建築主に至るまで、大変な迷惑になります。
広範囲に影響を及ぼすことになります。 安全帯(要求性能墜落制止用器具)と親綱の使用、ヨシッ!
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