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玉水新吾

現場のブロークンウィンドウズ  安全 建物本体と足場の距離

建物本体と足場の距離は適切か?

✕管理されていない現場

建物と足場の作業床が離れすぎています。 基準は300㎜以下なら安全といえます。 職人が、スリム・太っているは関係なしに、決められた寸法です。 300㎜以下のアキならば隙間から、落ちないということです。 隙間が大きすぎると仕事もしにくいです。 職人は無理な姿勢で、乗り出して作業する可能性があり、災害の可能性が増加します。 この場合は、内側に手すりを設ける、墜転落防止ネットを張る、安全帯(要求性能墜落制止用器具)を使用するなど、

別の対策を講じる必要があります。 建物本体と足場の作業床の間隔が300㎜以下で足場を組み立てることが本来です。 一般に仮設足場はリース形式になり、足場業者が配慮のない仕事をしたということです。 やり直しに相当する足場です。

〇管理のゆき届いた現場

墜転落防止の安全上の寸法で300㎜という数字は多く使われています。 建物の全周300㎜以下のアキを確保して足場が組まれると気持ちのよいものです。 建物のモデュールと足場の規格寸法からして、全周で無理な場合には、別の対策が必要となります。 足場を同じ高さで1周してみると、危険箇所がよくわかります。 途中で、途切れている場合もあります。 作業床の幅寸法が変わっている場合もあります。 すべて不安全状態です。 足場は多くの職人が共同で使用するものです。 次の工程の人に迷惑をかけないために、不安全状態を即時即場(すぐにその場で)で是正させる勇気が必要です。 隙間300㎜以下 ヨシッ!

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