現場のブロークンウィンドウズ 安全 揺れない足場
揺れない足場になっているか?

✕管理されていない現場
住宅会社では、足場を組むときに、原則として安全確保の点で、先行足場工法です。 この現場は上棟後、屋根工事も済んでいますが、最初から火打ちが設置されていなかったのか、作業の都合で取り外してそのまま放置されているのか不明です。 不安全状態になっています。 足場は、必要な部材を全て取り付けてこそ、安全が確保されることになっています。
足場部材が下に落下して置いてあると、どこかが不安全状態になっていることになります。 長期間不安全状態が放置され続けるのは、ブロークンウィンドウズそのものです。 誰も気づかないのか?気づいても危険と認識しないのか? 危険と認識しても、面倒だから対処しようとしないのか? 他にも危険箇所があるのではないかと疑問を持たないのか? いずれにしろ現場の安全管理上問題です。

〇管理のゆき届いた現場
足場は単独では、自立しにくく不安定なものです。 したがって、各種の補強材が必要です。 補強材を取り付けることにより、足場は本来の機能を発揮します。 その一つが隅角部の火打ち材です。 風圧の水平力に対抗します。 これがないと足場の揺れにつながり不安定です。 足場に上ってみて、揺れるようであればどこかに問題が生じています。 揺れない足場にするための手段が、火打ち材・壁つなぎ・根がらみ・筋交いなどです。 足場には不必要な部材はなく、全ての部材が機能を持っています。 足場の部材が、地面に落ちて、放置されているのは、もってのほかです。 足場部材の完全取り付け、ヨシッ!