瓦上げ機設置に伴う足場の手すり取り外しは万全か?
✕管理されていない現場
屋根職人が屋根材料を上げる場合に、手で運ぶことはまずありません。
瓦上げ機を設置するのが一般です。
問題点として、
①足場の上部の手すりを外しています。
瓦上げ機を設置する以上は、足場を一部外しますので、「足場の組立等作業主任者」の資格を所持する必要があります。最上部の手すりを取付けてから作業すると安定するのですが。そして最後に復旧しなければなりません。
②屋根の上で屋根材料を受取る職人は、足場の取り外しにより、屋根上の墜転落防止措置が不十分のため、安全帯(要求性能墜落制止用器具)を使用しなければなりません。
③瓦上げ機を使用するときには、ウィンチの特別教育の受講が必要です。
〇管理のゆき届いた現場
瓦上げ機の設置は屋根工事施工店が行いますが、その際に、先行足場の手すりを一度取り外し、そして瓦上げ機を設置し、すぐに復旧することになっています。 手すりを復旧しないと、不安全状態になります。 なお、瓦上げ機は荷物用ですから、人間が乗るのは不可です。 材料の荷上げ時に手すりの復旧は当然ですが、隙間からの転落防止のための中桟が、上げる屋根材料に当たるために、取り外したままになります。 やはり墜転落の危険があるため、屋根上の職人には、安全帯(要求性能墜落制止用器具)の使用が義務付けられています。 安全帯(要求性能墜落制止用器具)を適正に使用するには、安全帯(要求性能墜落制止用器具)をかける親綱の設置が必要となります。 足場作業主任者資格、ヨシッ!
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