工期は遅れていないか?

✕管理されていない現場
建築において、工期は極めて重要な概念です。建物のQ(品質)・C(コスト)・D(工期)と同等に扱われます。
竣工が、契約工期から遅延する場合にはペナルティーがあります。
1日遅延するごとに、残った工事の金額の4/10000を支払うなど契約で取り決めています。
契約工期の設定は慎重に行なわなければなりません。
それを避けるために、突貫工事をする場合もあります。
突貫工事は、品質や人間関係などの点で、可能ならばすべきことではありません。
特に住宅現場では、永い将来にわたって住むことを考えると、契約実行を無理するよりも、延ばす方がよい場合もあります。しかし約束を守ることもマナーです。もっとも、突貫工事を行わないですむように、工事の段取りをしっかりすることが前提です。

〇管理のゆき届いた現場
現場が契約工期通りに順調に進行し、無事に完全竣工・満足な引渡しを迎えることができると楽しいものです。 建築主から、「良い家ができましたね!ありがとう!」といわれると、涙がでることもあります。 感動・興奮・完成感の新3Kで、ドーパミンがドバーッと分泌します。 工事担当者にとって、最高の瞬間です。
建築業界では昔、3K(危険・きつい・汚い)と言われた時代もありました。 工期が遅延して、無理やり引渡しを迎えると、このような感覚はありません。 満足感なく、仕事をこなしただけで、どっと、疲れがでます。 技術屋としてこのような喜びを、何度も味わうことは素晴らしいことで、人生のステージがアップします。 契約工期の遅延要素はなし、ヨシッ!
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