給湯器の水漏れはないか

外部に設置した給湯器が凍結により、パンクして水が漏れている場合があります。入居者がいる場合には、すぐに連絡が入り、対処可能ですが、留守の時にパンクすると、困ります。水道屋を呼ぶと、給湯器メーカーに言ってくれとのことで、給湯器の部品が壊れている場合もあります。多くは“エルボ”のところです。金属部材が、凍結により亀裂が入っています。

給湯器の凍結によるパンクはよくおこります。凍結により、長い配管経路のなかで、最も弱い部分がパンクしますが、そこが給湯器のエルボ配管になります。予想最低気温がマイナスになる日には、給湯器の電源を、切ってはいけません。

 ときどき、専門家であるメンテナンス担当者が、適切な説明を行っていないという理由で、入居者からお叱りを受ける場合もあります。説明がないから、無償で補修せよとの要求ですが、凍結については免責になっています。新築工事のときの契約約款に記載されています。

基本的に、このようなトラブルの原因は、“コミュニケーション不足”といえます。凍結防止対策は、入居者しかやりようがありません。入居者に事前に説明して、納得してもらう必要があります。実際に失敗経験をしないと、わかりにくいことは事実ですが、防衛上、“この件は、説明しましたでしょう”ということが言えるようにしたいものです。メンテナンス担当者として、言いにくいことを言わないのは不可です。

 凍結しない場合でも、給湯器のどこかから、水漏れはあります。施工ミスですが、一気に漏り出すことは少なく、徐々に染み出ています。周囲に兆候が見られると、確認する必要があります。

 壁内部には給水給湯管が配管されますが、その際に、大工が気づかずに、石膏ボード固定用の釘やビスを打ち込んでしまう場合があります。配管に打ち込んでしまうと、ほとんど水漏りしません。極めて徐々に漏りだし、あるときに一気に漏ります。水漏りが染み出す兆候が、しばらく見られます。入居者には気づきにくいものですが、外壁と基礎取り合い近くに見られます。大抵は竣工引渡し直前に発見されますが、中には入居後しばらく経過してわかる場合もあります。

なお、給湯器で16号や20号などと呼ばれる数字の意味ですが、16号なら年間を通じてシャワーが使用可能です。20号ならシャワーと給湯が同時に仕様可能です。24号なら冬場でもシャワーと給湯が同時に使用可能なパワーがあります。寒冷地なら余裕が欲しいです。昔は20号の給湯器を設置すると、大き過ぎるとクレームがつきましたが、だんだん号数の大きな給湯器を標準的に使うようになってきています。



写真 温暖地の外部に設置された給湯器

温暖地・寒冷地の地域差により、凍結防止に対する考え方に違いがあります。寒冷地では、厳重に給水・給湯管に保温巻きします。また入居者も経験的に、凍結に対する配慮をします。特に温暖地に生活する人が、別荘として寒冷地に建築する場合は、パンクする場合が多く、充分な説明と実演が必要となります。

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