雨水会所に泥が溜まっていないか

排水は3種類に分かれます。汚水(トイレ)・雑排水(洗面・キッチン・洗濯・浴室・散水栓など)・雨水の3種類です。地方により、ルールは異なりますが、雨水会所は、汚水・雑排水会所と異なり、別の経路で集めて、道路の側溝へ流します。

雨水会所には、泥溜めを設けます。基準は深さが150㎜以上という条件です。点検しないと、泥が溜まって、排水を悪くしていることもあります。雨水が溜まるために、会所の蓋が、格子蓋の場合には、ボウフラが発生する場合もあり、蚊の発生する季節では、点検することも必要です。マンホール蓋の場合には不要です。

 雨水は貯留して、再利用も可能です。雨水は天水ともいい、蒸留水ですから、本来は汚いものではありません。都会では、空気中の汚れと、屋根面の汚れを含んでいますから、汚くなりますが。環境問題の中で、水の問題も厳しくなっています。雨水貯留槽を各メーカーが開発しています。

東京都墨田区では、“天水尊”“路地尊”とネーミングして、雨水の有効活用を推奨しています。

例えば、トイレの排水などには、上水を流すことはもったいないことで、“中水”として使用できるのですが、詰まりなどの問題もあります。庭の散水用なら、問題ありません。ただし、水道代というお金で計算すると採算があいません。水道代として買った方が安いとなってしまいます。環境問題については、多くの場合、コストではなく、楽しみの世界で考えなければなりません。

雨水会所には、底を抜いて“浸透マス”として、排水せずに、地面に浸透させる方法を認める地方もあります。屋根に降った雨水を集めて、排水することにより、最終的には直接海へ流れます。せっかくの雨水を捨てることになります。ところが、地面に浸透させますと、地下水の涵養になり、“ヒートアイランド現象”の解消にも役立ちます。都会の夏場の高温は、年々酷くなるようです。アスファルト舗装は雨水を浸透させませんから、気化熱も期待できません。エアコン室外機からの排気もあります。都会は文字通り、ヒートアイランドです。



写真1 墨田区の路地尊











写真2 墨田区の天水尊












写真76-3 排水管の雨水貯留槽

直径300㎜の排水菅を利用して、雨水を貯

留します。雨降り初期の雨水は、汚れも多

いため、排水します。考案者は著者です。

コストがあわないため、日の目を見ること

はありませんでしたが、サンプルを試作し

ているときは楽しかったです。試作品は知

人に差し上げて使ってもらっています。

重力排水による、庭散水用です。








写真76-4 通常の雨水マスと泥溜め












写真76-5 雨水浸透マス

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