• 玉水新吾

1-4 これから拡がるリフォーム市場


日本人は何千万円もかけて、建てた住宅を使い捨てにする、世界で唯一の国民であると揶揄されています。使い捨てた家は、大量のゴミになります。掃除はするとしても、定期的かつ継続的なメンテナンスは行われにくい傾向にあります。コストのかかるものは、余裕がないとの理由で、先送りされます。住宅ローン以外に、子供の教育費や、親の介護などが重なる年齢でもあります。メンテナンス費用の積み立ても、マンションでは行われますが、戸建て住宅では、現実は難しいことはわかります。かといって、自分で

ペンキを塗ることも行いません。

住宅は適正なメンテナンスを実施すれば、半永久的にもつものです。逆にメンテナンスをし

なければ、早く傷むことになります。人の住んでいない家がありますと、換気もしませんから、極めて早期に傷んでいきます。田舎では廃屋の状態で、放置され

ている家が、めずらしくありません。日本には多くの空き家があります。メンテンナスを行うことによって、社会的耐用年数の延長を図ります。住まいに対する愛着もわき、子供への教育効果もあり、次世代に引き継いでいくものです。

 住まいをつくる目的は、建築主が、豊かさを実感できて、家族の幸せを求めることです。建築主は、衝動買いではなく、時間をかけて、勉強をして、長期的視点で、計画的に、素晴らしい住まいづくりをして欲しいと思います。










経済の論理では、期間を短縮して効率を上げることは正義です。多くの住宅を建設することにより、GDPが上がり、税収アップにつながり、国民経済は順調でした。一方で、個人として考えると、豊かさの実感できないシステムになりました。住まいづくりにおいて、経済の論理を盲目的に適用すべきではないと思います。住宅ローンを支払い終わって、住み続けることが、豊かさを実感して、幸せになる必要条件ではないでしょうか。家族が幸せになるという目的のために、その手段として、住ま

いづくりを計画します。そしてメンテナンスを充実して、

長く住み続けます。



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