屋根下葺き材の増張り施工
✕管理されていない現場
屋根の下葺き材の施工は雨仕舞い対策として極めて重要です。
棟・隅棟・谷・本体と下屋取合い・天窓周りなどの雨漏りの可能性の高い部位については、増し張り施工を行います。
重点的施工のレベルアップを図るわけです。
住宅において、雨漏りはあってはならないことですが、決して稀な例ではありません。
増し張り施工がなく、通常の下葺き材を1重に張るだけでは不十分です。
つまり、1次防水としての屋根仕上げ材により、雨水の大半を処理しますが、若干は、下葺き材の上にも雨水が流れます。
これが2次防水です。
2次防水である下葺き材の上にも、雨水は流れているという概念が重要です。
そのつもりで、下葺き材を丁寧に施工しなければなりません。
〇管理のゆき届いた現場
本体と下屋取合いは、雨漏り対策として重要箇所です。 下葺き材であるアスファルトルーフィングの、十分な立上りと、250㎜の高さの増し張りが必要です。 隅棟にも増し張り施工されています。 このような配慮があれば、雨漏りに対する安心はかなり高まります。 重点箇所に集中的に丁寧な施工を行います。 自分が担当する現場で、雨漏りが発生することは技術屋としての恥となりますから、慎重に現場管理を行います。 職人には、雨漏りの可能性が高い部位はわかっています。 現場で、コミュニケーションをとり、注意すれば、技術屋ならわかります。 下葺き材増し張り施工確認、ヨシッ!
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