住宅現場で工事中は、室内に仮設ハシゴを設置します。 単なるハシゴは危険ということで、リースでアルミ製の踏み段付き・手摺付きのハシゴを設置します。住宅メーカーでは当り前になりました。 大工が単独ハシゴをあちこちで使用すると、不安全です。 ハシゴの設置角度は75度か 下部は滑り止めをつけたか 上部は固定したか 上階の突き出しは60㎝以上あるかなどをチェックして使用します。 いちいち面倒くさいですから、リースで仮設ハシゴとして、固定します。大工がその場で使用するハシゴよりもはるかに安全となります。
いちいちチェックしなくても安全であるということを「本質安全化」と言います。 この現場は、仮設ハシゴを買い取っているのか、外部に放置したままです。そのうち、本来の階段を設置して、養生して使用するでしょう。 工事中の昇降はどのようにしていたのでしょうか?不安全状態(物が悪い)で仕事をしていたのでしょう。 そこに不安全行動(人が悪い)がおこると、ひょっとして災害につながるかもしれません。
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